対象者 | Aさん(80代男性)はパーキンソン病で通院中。自宅で転倒し腰椎圧迫骨折と診断されたあと、腰痛が強くベッド上での生活となっていました。その後廃用が進み、自力で側臥位になる事も出来ない状態になり、奥様は自宅での介護に対して不安が強く、「家で看れるだろうか、私で大丈夫やろか?」と心配されていました。ご主人が腰の痛みで動けない事に対して先が見通せない事と奥様自身の体力にも不安が強かったので、ケアマネジャーの勧めもあり訪問開始となりました。 |
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ご家族 | 奥様との2人暮らし 奥様は介護に積極的で自分のできる事は何でもしようと意気込みはあるが、年齢的に体力面や精神面の不安は大きかった。 |
ご要望 | ご本人:早く起きれる様になりたい。 奥様:台所で食事が出来る様になって欲しい。お風呂に入れるようになって欲しい。 |
支援内容 |
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事例のポイント |
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今回の事例を 通して |
今回の事例を通して私たち訪問看護ステーションスタッフは、訪問毎に利用者様やご家族様の希望や現状を聞き、見て、そしてケアマネジャーや福祉用具事業所等も交えた多職種で今何が必要でどのようにすればその人に合った支援ができるのかを話し合っています。 今後も、利用者様やご家族様の『身体』・『心』のサポートを、多職種で支援していきたいと思っています。(看護師:F) |
対象者 | Bさん(90代男性)は要支援1にて介護保険利用し在宅生活を送られていました。(訪問介護2回/週) 自炊時に熱湯がかかり側腹部~腰部にかけ第3度熱傷となってしまい、毎日の創部の処置が必要となりましたが、自己での処置は困難です。 ご長男ご夫婦も遠方で毎日の対応が困難であったため、訪問看護を利用し創傷処置を行うことになりました。また、下肢の筋力低下から転倒する事も増えており手足には皮下出血や表皮剥離多々見られていました。 |
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ご家族 | 独居(奥様と2人暮らしであったが10年前に他界されている) |
ご要望 | ご長男の奥様:今後はサービス付き高齢者住宅に入居した方がご飯をしっかり食べられるし安心かなと思い検討しています。 |
支援内容 |
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事例のポイント |
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今回の事例を 通して |
適切なタイミングでの処置やリハビリの実施は重症化予防や熱傷の治癒につながったと感じました。看護師は毎日訪問から定期的な訪問へ切り替わりましたが、情報収集はもちろんコミュニケーションを通して利用者様と訪問看護ステーションスタッフの関係作りが成立し、その人らしい生活ができる様に関わることができました。そして家族や、多職種と密な連携を図る事が、利用者様が少しでも長く在宅生活を送ることができる一助になってると思います。(看護師:M) |
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